2020.5.28
学びを実践に活かす仕組みの探索 〜大人のための数学ラボ〜
こんにちは!メンバーズデータアドベンチャーカンパニーの吉川です。
メンバーズデータアドベンチャーはデータ領域の正社員派遣事業を行っているカンパニーです。
顧客成果を出すための手段としてのデータ活用を合言葉に、単発の分析ではなく運用のなかに入りながらデータ環境の整備、データ活用にあたっての目的と課題の定義、分析実行、施策に繋がる示唆出し、施策実行後の評価、改善提案まで全て対応しています。
私はこのカンパニーでデータアナリストとして働いています。この記事では、私が立ち上げた「大人のための数学ラボ」を紹介します。
誠実な仕事をするために
データアナリストやデータサイエンティスト、機械学習エンジニアを目指す人にとって数学は避けては通れないものです。ですが私たちは顧客や社会に対して価値創出することが目的であり、データを使うことは手段です。日々顧客と共に仕事をし、そこに多くの力を注ぎます。そんな中で高校生・大学生の頃のような学習方法では時間が全く足りません。
加えて、学習をしたところでその成果を実務に活かす必要がありますから、その方法論も同時に学習していく必要があります。それも抽象的なデータサイエンス業務ではなく、私たちの顧客の依頼という具体的なオーダーに答えるものです。それにドンピシャではまる学習カリキュラムが世の中にあるはずがありませんでした。
私たちは数学の難問を解きたいのではない。顧客の課題を解決したい。その思いが学習カリキュラムを考え出したきっかけです。
仲間が必要
私なりに試行錯誤してみました。数学の学習方法は調べればわかるものの、顧客の課題解決というものは流動的で時間と共に変化するので掴みにくいものでした。そのため全てを1人でキャッチアップすることは想像を絶する時間と労力がかかりそうです。時間がかかるということは、できたものができた瞬間には時代遅れになっているということです。
この解決には仲間を集める必要がありました。1人ではできないことでも仲間がいればできます。集まった仲間は数学が得意な人ばかりではありません。業務上の必要性を感じた人、苦手を克服したい人、そんな風に顧客への価値創出のためにスキルアップすることを目指す人が集まりました。
挑戦とはできるようになりたい意思
学習カリキュラムを作成した経験はありますが、それはアップデートをあまり考えない一時的なものでした。それでは顧客へ価値創出し続けるには不十分だと感じていました。しかし正直なところどんな風に作ればいいのかなんてわかりませんし、上手くいくかもわかりません。ただそれができた世の中ってたぶん今より少しはいい状態になっているというビジョンは明確に見えます。学習と実務経験のサイクルが好循環し、顧客への価値創出が学習カリキュラムを進化させ、学習カリキュラムが顧客への価値創出を増幅させているイメージです。そんな状態を作りたいと考えています。
貢献は自分なりの形で
顧客や社会に対して価値創出するには、客観的に見るともっと効果的・効率的な方法があると思います。ですが自分が良いと思う方法を取ることは素晴らしいことだとも思います。自分が良いと思う方法で貢献し、それを受けた人がまた自分なりの方法で貢献する循環が生まれます。画一的な最適手段より、そういった人が介在することでの循環の方が素敵なことだと思います。大きなことを言いましたが、このラボがそのきっかけの1つになればいいなと願っています。
今後もラボでの活動の様子を発信していきます!
「ラボ」とは
CCDLab.では、社員の業務の場以外でのスキルアップ支援を目的に「ラボ活動制度」を設けており、様々な活動に自由に取り組むことを推奨しています。
この記事を書いた人
Yoshikawa Hiroshi
メンバーズデータアドベンチャーカンパニーのデータアナリスト。店舗販売→コンサルタント→人事→商品開発→事業開発→経営企画となんでもやってきた完全オフロードタイプ人間。