2021.9.6
忘れるために書く!心のモヤモヤ回避のメンタルハック
皆さん、仕事は捗っていますか?仕事は楽しいですか?大変な案件で疲弊していませんか?前回は「マルチタスクでも抜け漏れ防止!スムーズに業務を進めるメンタルハック」を紹介いたしました。
今回もクリエイターあるあるメンタル案件を解決できる(かもしれない)私自身が行っているメンタルハックを紹介していきたいと思います。もちろん万人に効果があるわけではありません。こんなものもあるんだな、ここをこうしたら自分に合うかもなど、今回の場合も適宜使い分けていただければ幸いです。
人は「忘れる生き物」である、だから忘れよう
前回の付箋活用法は「人は忘れる生き物である」ことを意識し、付箋に書き出すことでタスクマネジメントすることをお伝えしました。
今回は真逆のことを行います。「忘れるために書く」ことを実践していきたいと思います。
なんか心がモヤモヤする!まずはとにかく心の中の言葉を書き出そう
生きていれば、嬉しい時も悲しい時もイライラする時もあります。
イライラしている時や悲しい時、心の中がモヤっとしている人、いませんか?
それは「自分の感情を理解できていない」証拠です。具体的でなくても構わないので、まずは自分の感情を書き出してみましょう。
準備するものは以下の通りです。
- そこら辺にある紙(サイズ問わず、裏紙でもなんでも可)
- ペン(可能なら2〜3色準備)
- 太字ペン(あれば可)
準備が整ったら、紙にどんどん自分の感情を書き出していきましょう!(図1)
感情を書き出す際は、きれいな言葉を使う必要はありません(誰に見せるものでもないので)。
同じ言葉を心から吐き出しきるまで書き続けてもいいですし、思いつくままにいくつもの言葉を書いていくのもありです。
要は、心の中の「モヤっ」とした感情を全て紙に書き切ればOKです。
書き出した言葉に対し、なぜそう感じたかをとことん書き出す
心のモヤモヤを書き出すまでで満足する人もいるかもしれません。でも、それだけではまた同じモヤモヤを繰り返すだけです。
せっかく書き出した感情について、少し深堀りしていきましょう。
どうしてその感情を持ったのか、どうすればその感情を手放すことができるのか……。
まずは、先に書いた感情について同じカテゴリのものがあればまとめていきます。
次になぜそう考えたのかを別の色のペンで加筆します。
最後にどうすれば良かったのかを別の色のペンで加筆します。
難しそうに感じますが、考え方はいたってシンプルなので、ものの5分もあれば解答が導き出されるはずです。(図2)
ここまでできればもう大丈夫!こころのモヤモヤは初期よりだいぶ落ち着いてきているはずです。自分の感情を可視化することで不安から離れることができます。
それでも落ち着かない心には太字ペン書き殴り法
そうは言っても収まらない感情に満ち満ちることもあるかと思います。そんな時は、上記の内省法は通用しません。
感情にまかせ、太字ペンで心の中を書き殴りましょう!(図3)
ちなみに私は通常の感情レベルの場合は黒の太字ペン、もうどうしようもない感情の場合は赤の太字ペン(今回はサンプルのためピンクの太字ペンを使用)で書き殴るようにしています。
この場合も、心の中にある感情を吐ききるまで、ひたすら書き続けます。
書き終わったら紙を破り捨てる!そしてサッパリと忘れる!!
モヤっとした感情は全て書き切れましたか?内省もできましたか?マイナスな感情を書き殴ることはできましたか?
ここまで終わったら、書いた紙は破くなりぐしゃぐしゃに丸めるなりして即ゴミ箱に捨てましょう!実はここが一番のポイントだったりします。
冒頭、人は「忘れる生き物である」といいました。これまでの心の内を書いたことの安堵感から、ストレスが発散されているはずです。ストレスが盛りに盛られた紙は即座に捨て、モヤっとした気持ちをサッパリと忘れてしまいましょう!
ちなみにこのモヤモヤ書き出し方法は慣れていくと、自分のモヤっとするタイミングが分かり、自衛できるようになるという、心に優しいテクニックでもあります。
以上、クリエイターのイライラ悶々鬱々回避メンタルハックをお届けしました。それでは今日も一日元気に楽しくお仕事頑張りましょう!!
この記事を書いた人
伊藤 夏子
株式会社メンバーズ UXONEカンパニー所属 2019年入社。ディレクター。Webだけでなく紙のデザイン歴も長く、刷りたての印刷物の香りが好き。