2021.8.12
全社員フルリモートでも心地よく働くための3つの取り組み
こんにちは。
ポップインサイトカンパニーの松山です。
現在メンバーズでは全社的にリモートワークを実施していますが、ポップインサイトではコロナ以前から全社員フルリモート勤務を取り入れています。
私は7月に異動してきたばかりですが、今回そんなフルリモート組織に異動し気づいた、ポップインサイトならではの取り組みを紹介したいと思います。
1. お互いを知る15分面談
まずポップインサイトでは、入社後に社員全員と一人15分間、面談を実施します。
最初にこの取り組みを聞いた時は、正直かなり驚きました。15分は短いようですが、会ったこともない知らない人といきなりお話をするには、結構ハードルが高いかも…と思ったからです。
この15分をどう使えばいいのかわからずチームメンバーに聞いてみたところ、仕事以外の話をするように意識していると言っていました。
とはいえ、仕事以外の話題をどうやって見つけたらいいのか分かりません。
そこで活用するのが自己トリセツシートです。
これは社員全員が記入する自己紹介シートのようなもので、普段の自分はどんなコミュニケーションを好んだり、ストレスを感じたりするのか、ポップインサイトに入社するまでの経緯や趣味・特技などさまざまな項目があります。
その自己トリセツシートを面談前に読み、話題作りをしていきました。
テレワークではお互いの素顔や人柄が見えづらいからこそ、人柄を知れるような取り組みやきっかけがあるのは素敵なことだと思います。
例えば、ちょっと元気なさそうに見えていた人が実は朝が弱いだけだったり、なかなか連絡がつかないと思っていた人は子育て奮闘中だったり、その人の言動の背景、生活を知ることで、思いやりをもって関わることができるのではないでしょうか。
2. Slackで自分専用のチャンネルを作成
ポップインサイトではSlackをコミュニケーションツールとして使用しています。
また、社員一人一人が「times_松山」のような形で自分専用のチャンネルを作成し、社員全員が閲覧できる状態にして、そのチャンネル内でタスク管理や業務連絡などをしています。
例えば「○○案件の定例資料作成中」や、「次このタスク着手します」など今の自分を実況中継するようなイメージでチャンネルに書き込むのですが、そうすることで「今何をやっているか」を可視化することができます。
他にも、作業をしていてちょっと分からないことがあった時や、何か困りごとがあった時に自分のチャンネルでつぶやくと誰かが反応してくれるので、ちょっとした質問や発言がしやすくなったと個人的には感じます。
また、7月からSlackにハドルミーティングという新機能が追加されました。
これはワンクリックですぐに音声会話を始められる機能です。私のチームでは毎朝のセキュリティ読み合わせを、このハドルミーティングを使い実施しています。
わざわざカレンダーに行かなくても、Slack上のボタン一つですぐに会話が開始できるのでとても楽です。
追加されたばかりの機能なのでまだうまく活用できていないですが、ちょっとした確認や相談に積極的に使っていきたいと思っています。
リモートでもコミュニケーションが密にとれるように、「どんな取り組みをするか」は大事ですが、「どのコミュニケーションツールを使用するか」も大事な視点だと私は思います。
その点、Slackは上記のような便利機能がたくさんあり、リモートワークに適したツールではないかと思います。
3.賞賛文化
みなさんは日ごろから一緒に働いているチームメンバーをどれくらい賞賛していますか?
対面でもリモートでも関係なく、誰かを賞賛することは意識しないとなかなかできないことではないでしょうか。
ポップインサイトでは、働く上での行動指針をいくつか掲げているのですが、それに沿った行動をした人に対して、Slackでその人をメンション+「#全員_行動指針_○○」をつけて賞賛をする文化があります。
例えばこんな感じです。
初めてこれをもらった時はすごく嬉しくなり、より行動指針を意識して働くようになりました。また、メンバーの行動もよく観察し、「この人のこういうところ素敵だな」と、以前よりも働くメンバーのことを意識的に見て、良いところによく気づけるようになりました。
どの会社にもビジョンや行動指針などはあるかと思いますが、働き始めるとなかなかそれを日頃から意識することは難しいのではないでしょうか。
しかしこのような賞賛文化があることで、常に周りや自分の行動を意識して働くことができるので、結果的に社内にも行動指針が浸透していきやすいのではないかと思いました。
最後に
全社員と面談をしたり、自分専用チャンネルで作業進捗を共有したり、一見すごく手間で効率化とは真逆のことをしている印象を持たれる方もいるかもしれません。私も最初は「結構手の込んだことをやるんだなあ…」と思っていました。
ですが、お互いに気持ちよく働くための手間や努力を惜しまないことがリモートで働くうえで大切なのだと気づきました。
これからもリモートワークは続きますが、リモートを言い訳にせずに心地良い働き方を目指していければと思います!
この記事が何かの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事を書いた人
松山 明香里
2019年新卒でWebディレクターとして入社。2021年7月よりポップインサイトカンパニーに異動し、UXリサーチャーとして働いています。