2021.1.18
これを覚えればあなたもコピーライターに!記事を書くときに気を付ける4つのこと。
こんにちは。メンバーズキャリアカンパニー ディレクターの西田光流です。
今回、「コピーライティング応用講座~成果物のクオリティを高める実践的なコピーワーク術~」に参加しました。講師の益子貴寛さんは、弊社技術顧問を務める傍ら、株式会社まぼろし 取締役CMOとしてもご活躍されています。
今回の講義は、前月に行われたコピーライティング基礎講座の続きとなっており、より実践的で明日からの業務でも試すことができる有意義な内容でした。
本記事ではその勉強会で学んだことについてご紹介します。
目次
1.コピーライティングの前に
2.ニーズ型とウォンツ型
3.記事タイトルは「PSの法則」で
4.セールスLPは「PASONAの法則で」
1.コピーライティングの前に
・まずコピーについて考える前に、自分のことを考えてみましょう
良いコピーを書くためには自分(自分たち)の気持ちを高めることが大事です。そのために、実際の商品・サービスを体験、読み手の趣味嗜好を追体験してみましょう。普段の視点からは見えてこなかった景色や課題が見えるはずです。現場に行ったり、手にしてみたり、雑誌を読んでみたり…と、とにかく読み手との共通項を作っておくことが大事です。
・読む人の姿を想像することも大事です
「誰の心を動かしたいのか?」を常に心の中にとどめ、読み手を意識して制作に取り掛かりましょう。この心構えは制作を終えるまで忘れないでおきましょう。
・読み手がきちんと読んでくれる可能性を考えましょう
内容が充実したものであっても、読み手がその内容を正しく受け取らなければ意味がありません。
では、適切なコピーライティングとはどういうものであるかを次の項目で説明したいと思います。
2.ニーズ型とウォンツ型
コピーは大きく2つの種類に分けることができます。
1つ目は「ニーズ型」です。
ニーズ型は、情熱的・間接的、右脳型・雰囲気重視と表すことができます。つまり、顧客の抽象的なイメージをうまく言葉にしたものです。
例として、「頼りがいのある旦那さんは、カッコイイ。もっと広く、もっと強く、もっとやさしい家。」のようなコピーが挙げられます。このコピーでは、「カッコイイ」や「やさしい」のように抽象的な言葉が使用されています。
ニーズ型は下記のタイミングで使われることが多いようです。
・顧客の頭にないもの(潜在需要)を表すとき
・明確な言葉にできないものを提案するとき
・SNS広告や生活提案型メディアの制作のとき
・ビジネス(ブランド)を大きく育てるとき
2つ目は「ウォンツ型」です。
ウォンツ型は、論理的・直接的・左脳型・検索性重視と表すことができます。つまり、データやツールに基づいた事実を言葉にしたものです。
例として、「耐震補強を前提とした中古住宅の全面改装なら、1000万円以上のフルリフォーム・リノベーション」のようなコピーが挙げられます。このコピーでは、「耐震補強」や「1000万円」といった具体的な言葉が使用されています。
では、ウォンツ型はいつ使うべきなのでしょうか?
・顧客に頭にあるものを表すとき
・明確な言葉にできるものを発見するとき
・リスティング広告や課題解決型メディアに関する制作のとき
というようなタイミングで使われることが多いようです。
ただし、競合との比較が容易であるという点も特徴として挙げられます。
3.記事のタイトルはPSの法則で
では、どうすれば読み手に読んでもらえるような、魅力的なタイトルを作ることができるのでしょうか?
セールスコピーの原則として「PSの法則」というものがあります。Problem(問題提起)Solution(解決策)の法則です。つまり、問題提起と解決策を組み合わせてタイトルを作るということです。
例として、「モラハラとパワハラの違いとは?モラハラの定義と対処法をきちんと理解しよう」とタイトルを挙げます。
「モラハラの~違いとは?」の部分で問題を提起し、「モラハラの定義と~理解しよう」という部分で解決策を提示しています。このタイトルであれば、一目見て内容が分かりますね。
このようなタイトルにすることで、この記事で扱う「問題」を明らかにし「このような解決策」がある、と簡潔に表すことができます。
4.セールスLPはPASONAの法則で
Problem(問題提起)
Affinity(共感)
Solution(解決策)
Offer(提案)
Narrow down(限定)
Action(行動)
これらの頭文字をとってPASONAの法則といいます。
問題を提起し、共感してもらうようなエピソードを挿入。共感してもらったところで、解決策の商品・サービスを提示。商品・サービスの価値提案を行い、その場で判断してもらえるように、購入を促す…という構成にすることで読み手側は使用シーンからメリットなどの情報を違和感なく受け取ることができます。
LPの種類によっては、完全にPASONAの順にならなくても構いません。
感想
コピーライティングはディレクターにとって必要なスキルであり、ワイヤーフレーム作成の時に役立てようと思い参加を申し込みました。しかし勉強会で得た知識はワイヤーフレーム作成よりもっと広い領域でアウトプットすることができると考えました。例えば、正しい言葉遣いが求められるビジネスメールやその他のビジネスでのコミュニケーションです。
特にコロナ禍におけるリモートワークではテキストでのやり取りが増えたので、日常的に言葉を扱う業務が増えました。正しく意図を伝える機会というのは今後もっと増えていくと思うので、学んだことを上手く活かせるように日常的にアウトプットをしていきたいと思いました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。少しでも読んでくださった方の役に立てることができれば幸いです。
この記事を書いた人
西田 光流
京都府出身。2020年株式会社メンバーズ入社。希望職種であるディレクターに関する研修を受けている。趣味は、愛用のミラーレス一眼で東京の街や美術展を撮影してLightroomでいい感じにすること。