ユーザー目線で考えるリライトのポイント6つ

リライト(rewrite)とは、文章を書き直すことです。
Webページでは、別の文章にすることに加え情報の更新をすることで、よりユーザーが理解しやすい文脈にすることを指します。

私が業務で実践していたときに意識していたポイントについて、6つご紹介します。

1. Webサイトや記事のルールを守る

前提として、ライティングや言葉に関するガイドライン、シソーラス(※)、NGワード集といったルールに従い、そのルールを遵守します。

※ シソーラス(thesaurus):単語や熟語について、その類義語、同義語、反意語など関連する語彙を収めた辞典や辞書のこと。
引用:IT用語辞典 e-Words、シソーラス 【thesaurus】(2022年3月18日)

2. 文章の主語を意識する

企業が運用しているWebサイトの場合、文章によっては、主語が「ユーザー」か「企業」か、不明確なことがあります。
文章を正しく汲み取ってもらえるよう主語を明確にすることで、伝えたい相手に伝わる文章ができます。

3. ユーザーにしてほしい行動をわかりやすくする

文章を書き直す際に私たちがすべきことは、ユーザーが深く考えずとも内容を理解し、ユーザーの目的を達成してもらうことです。
わかりやすい例として、フォームの「確認画面」を挙げます。
確認画面には、前のページで入力した内容と「次へ進む」「戻る」ボタンが表示されているとします。
ここでのユーザーの目的は、入力内容を確認して、登録をするか、修正をするかを選択することです。そこで、ボタン名をユーザーが目的としている「登録する」「修正する」にリライトします。
動作としては同じですが、ユーザーが頭で考えなくとも、一瞬で次に何をすべきかが明確になり、 ユーザーの目的達成をサポートすることができるのです。

4. 文字量を減らす

読みやすい文章にするためには、「1文60文字以内にすると良い」と言われています。
しかし注意事項などどうしても説明が必要な箇所では、余すことなく伝えるために文章が長くなってしまう場合があります。
こうした際には、以下を実践することでより理解しやすい文章になります。

a. 要点を確認する
b. 1つの文章を2〜3文に切り分ける
c. aで確認した要点を参考に、情報に優劣をつけてまとめる

「実は同じ内容を違う言葉で言い換えていただけで、重複していた」という発見があるため、より伝えたい内容にブラッシュアップできます。
また、文章から箇条書き形式に構成を変えることも、読みやすい文章を作る1つの手段です。

5. 同業他社のサイトを参考にする

別の言葉に書き換えたいけれど、条件にあった言い換えができない場合の対策方法をご紹介します。
業界特有の単語は、ネットで調べただけでは解決できないこともあります。そこで参考になるのが、「同業他社のサイト」です。言い方や伝えたいニュアンスを参考にすると、簡単に文章が作成できます。

6. 敬語(二重敬語)に気をつける

日常的に使っている言葉の用法がまちがっている場合もあります。解決法としては、日頃の勉強もそうですが、辞書やネットで調べて確認することをおすすめします。

最後に

これらのポイントはリライトだけでなく、自分が文章を書く時にいつでも使うことができます。意識することで相手に伝わりやすい文章になるので、ぜひ活用してみてください。

この記事を書いた人

貫井 ゆい

貫井 ゆい

21新卒。一人前のディレクターになるために日々勉強中です。最近は、お笑い芸人さんのYouTubeを見ることにハマっています。

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