2022.2.1
デザイナーでも一発合格!Webディレクション試験の勉強法と対策
1.はじめに
こんにちは。メンバーズでデザイナーをしております。小菅と申します!
私は普段デザイン業務を行っており、ディレクション業務に携わることは少ないですが、マネジメントスキルや情報設計などの知識を身につけ、今後はディレクション業務にも積極的に携わっていきたいと考えておりWebディレクション試験を受けました。
今回はおすすめの勉強法と実際に試験を受けてみて感じたことをお伝えします。
Webディレクターの資格取得を考えている方、Webディレクション試験がどのような 試験か分からないといった方が参考にしてくださると幸いです!
2.Webディレクション試験とは?
Webディレクション試験とは、社団法人 全日本能率連盟主催のWeb検定です(資格正式名称:社団法人 全日本能率連盟登録資格 Web検定 Webディレクター)。 公式サイトには下記のように書かれています。
プロジェクトを成功に導く「Webディレクション」のスキルを問う本試験は、Web制作の工程管理はもちろん、要件を導き出すための現状分析、プロジェクト企画、サイト全体の情報構造設計、集客施策立案、実施まで、幅広い専門知識を問う実践的な内容となっています。
引用:「Webディレクション Webディレクション試験(資格名:Webディレクター)の概要」(2022年2月2日)
3.試験の概要について
試験概要は以下になります。
・問題形式:CBT方式(Computer Based Testing:コンピュータ画面に表示される問題に解答する試験方式) ・試験時間:90分(試験終了時のアンケート回答時間含む) ・合格基準:正解率70%以上 ・出題数:65問 試験時間は90分ですが、私の場合1時間ほどで全ての試験問題を解くことが出来ました! 分からない問題は後回しにして、大体の問題が解き終わってからじっくり考えると良いと思います。
4.勉強方法について
公式テキスト『ウェブの仕事力が上がる 標準ガイドブック3 Webディレクション第3版』を中心に出題されるので、公式テキストと公式問題集を使い勉強しました。
勉強期間
勉強期間は約1ヶ月半です。
平日は30分〜1時間、休日は2時間〜3時間を目安に勉強しました。
勉強方法
まずは公式テキストを一通り読みます。読むと同時にノートに重要な単語を書いたり、要点をまとめて書くことで、自分の中で内容を整理しながら進めていくことができました。
テキストの太字で書かれている部分、繰り返し出てくる単語が重要な単語のポイントになります!
フローチャートや広告市場の推移といった問題も出題されやすいので、数字やグラフも重点的に覚えました。
分からない単語が出てきた時は、単語を検索して分からない部分を潰していきます。勉強を進めていくうちに、前の内容を忘れてしまうこともあるので、時折学習した内容を振り返って勉強することも意識しました。
テキストを読み終え試験日が近くなってからは、公式問題集を解いていきます。
不正解だった問題は、テキストを読み返し復習して正解数を上げていきました。実際に試験で問題集と似たような問題が多く出てきたので、゙問題集での勉強は必須です!
試験まで時間がない場合は、テキストを軽く読んで問題集を解く方に時間を当てても良いかもしれません。もちろんテキストだけに記載されている問題もあるので、しっかりと勉強時間を確保してコツコツ進めていくことが合格の近道だと思います!
そして試験問題の約2割は、Webに関わる人の標準知識をまとめた『ウェブの仕事力が上がる 標準ガイドブック1 Webリテラシー 第3版』から出題されるので、こちらのテキストにも目を通しておくと良いです。
また、Web検定にWebリテラシー試験という資格があります。
Webリテラシー試験は、上記テキストから問題が出題されているので、Webリテラシー試験に合格していて、Webディレクション資格や他のWeb検定資格取得を考えている方は更に内容が入りやすいと思います。
実際に私もWebリテラシー試験の資格を取得してから、Webディレクション試験を受けました。
5.まとめ
Webディレクション試験は、難しそうな資格の印象がありましたが、テキストと問題集を読み解いていけば難しくないと感じました!
合格率も累計65.6%(2021年3月31日現在)と比較的高い割合のため、気になった方は是非チャレンジしてみてください。
ディレクション試験を受けたことで、Web制作を進める上での一連の流れやディレクター目線での考え方を身につけることができました。
情報設計ができるようになれば、より適切なデザイン提案や制作を、デザイナーとしても行えます!
意味をしっかり理解できていなかったIT用語についても学べたので、今後の業務で活かしていきたいと思います。
この記事を書いた人
小菅 菜々
学生時代は、グラフィックデザインやWebデザインを学んでいました。 最近はコーディング業務にも頑張って取り組んでいます。