コロナ禍における医療危機に対する取り組み 製薬会社主催のウェビナー運用支援

皆さまこんにちは、メンバーズメディカルマーケティングカンパニーの田中、日髙です。今回は弊社にウェビナー運営・マニュアル作成を依頼してくださった、鳥居薬品株式会社様のウェビナー運用支援事例についてご紹介させてください。

我々は何者か

メンバーズメディカルマーケティングカンパニーは「医療業界のマーケティングのあり方を変える」というミッションの元、社員一丸となり日々の業務に取り組んでおります。

製薬会社のマーケティングのあり方を変えることで、政府による医療費抑制の動きにアプローチしながらもあらゆる地域の医師に対しての情報提供が可能となります。結果、医師同士の情報格差をなくし、医療の発展に貢献できると考えています。

また現在急速に拡大したコロナウイルス蔓延により、製薬会社のMRの方が病院に直接訪問し、医師に対して薬剤情報を伝えることが難しくなってしまいました。このような状況が続けば、医師に対して最新の情報を提供することが難しくなり、結果として患者さんが最新の医療を受けられなくなってしまいます。

「医療費の削減」「医療機関への訪問規制」という問題を抱えつつも、製薬企業様が医師に対して十分な情報提供をし、常に患者さんが最新の医療を受けられるように、私たちはデジタルを活用した支援をさせていただいております。

このような背景もあり、今回鳥居薬品様のウェビナー運用のご支援をさせていただくことになりました。

プロジェクト概要

実施経緯:クライアントにてZoomウェビナー運用ができないかとのご相談がありご支援

プロジェクト期間:令和3年1月~3月

実施内容:企画から実施後までの各タスクについてまとめたマニュアル資料の作成、研修の実施。

プロジェクト背景

コロナ禍以前では、製薬会社のMRが医師に対して主に対面型の営業活動で薬剤の情報提供を行っていました。それが新型コロナウイルス感染拡大防止のため、病院側から訪問自粛要請を受けることとなり、従来の営業活動ができなくなっていました。

そのような中、クライアントは訪問の代替コミュニケーション手段としてWeb講演会を行っていたのですが、以下の問題が発生しておりました。

  • ウェビナーやWeb関連の需要が高まり配信業者の予約が取れない。
  • 外部業者への依頼のみでは費用が高額になる。
  • Web講演会開催回数が多く製薬会社の運営負担が大きい。
  • カメラ操作・音声配信方法など運営ナレッジが少ない。

メンバーズを選んでいただいた理由

大きく以下の3つの理由があげられます。

  • クライアントの1番のニーズであったウェビナー運営の自走。そのためには業務標準化のためのマニュアルを作る必要があり、そのサポートが弊社で可能であると提案できたこと。
  • 早くウェビナー運営の環境を整備したいというクライアントからのニーズに対しても、プロジェクトの期間を2021年1月~3月までの3か月間とし、3か月後には標準化されたマニュアルを作成できるというスケジュールを提案できたこと。
  • 想定される成果に対して費用面でも納得感を得られたこと。

本プロジェクトの3つの成果

1. 日本中の医師にWebで情報提供が可能になったこと

今回の支援によって、コロナ禍による訪問営業の規制に関係なく情報提供が可能となりました。そして、マーケティングにかかるコストを削減しつつ、ターゲットではない医師も含めて大勢に周知できるようになりました。
また今まで直接訪問が難しかった地方への情報提供も容易となり、今後は医師全体のリテラシー向上がより加速すると考えられます。

2. チームメンバーのウェビナー運営に対するスキルアップ

メンバー全員がZoomウェビナーの機能や音響機器に関する事前知識がなく、Web講演会支援未経験者でした。メンバーで手分けしてそれらについて調査し、実際にZoomウェビナーを用いてミーティングを実施したり、音響機器を使って操作方法を確認するなどして確実な理解へと至りました。

3. クライアントを含めたチーム力の向上

毎週のオンライン定例会やslackを用いたことで円滑なコミュニケーションを実現することができました。特にslackでは、質問などが来た時にすぐにレスポンスをすることを心がけていました。
また、弊社から「このようなマニュアルが必要ではありませんか?」といくつか提案を行い、実際にその提案を採用いただくなど、メンバー全員がクライアントの目標達成のために主体的に行動できていました。
今回のプロジェクトを通して、クライアントと1つのチームとなって結果を出すという「チーム力」を強化することができたと実感しております。

まとめ

メンバー全員が初めての経験でしたが、目標に対してそれぞれが主体的に行動することでクライアントの要望以上の成果を生み出すことができたと考えております。リモートワーク下というのもあって、より主体的に行動することが大切になっていくと本プロジェクトを通して感じました。

今後もこのような事例を創出できるようカンパニー全体で精進していき、デジタルの側面から医療の発展に貢献していきます。そして、その結果として患者さんのQOL向上、死亡率の低下に繋げられたらと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

日髙 晃輔

日髙 晃輔

メンバーズメディカルマーケティングカンパニー所属。2021年入社。入社後は日系製薬企業様のサイト分析、外資製薬企業様のDX推進業務を行う。趣味は散歩と読書。

田中 育生

田中 育生

メンバーズメディカルマーケティングカンパニー所属。2020年入社。本記事内のプロジェクトのメンバーとして業務を行う。趣味はボードゲームとドライブ。

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