2021.2.3
Webディレクション未経験者のための基礎講座~WBS作成とタスク設定~
皆さんこんにちは。株式会社メンバーズ 20新卒の納富です。
さて今回は、スキルフェローである田口真行氏を講師としてお招きし、主に新卒1年目から3年目の社員に向けて行っていただいた「ディレクションスキルフェロー講座」について書いていこうと思います。
テーマは「WBS作成とタスク設定」です。
WBS作成時のタスク設定の注意点について座学とワークを織り交ぜながら学びます。
盛りだくさんの内容でしたので少し長くなりますがぜひ読んでみてください。
それでは早速、講座の主旨から説明していきます。
講座の主旨
本講座最大のポイントはマイルストーンの設定です。
マイルストーンをいかに適切に設定するか。これがプロジェクト進行の肝です。
一般的にマイルストーンとは、「プロジェクト実施上の重要な通過点や節目」などと定義されますが、田口氏の定義するマイルストーンは「決めること」を指します。
そしてタスクとは、マイルストーンを決めるために必要な行動のことです。
例えば、「忘年会を開く」というプロジェクトがあった場合、「会場を決める」「開催日を決める」など、決めることがマイルストーンであり、「ネットでお店を探す」「希望日のアンケートを取る」などの行動がタスクです。
このマイルストーンとタスクを分けてとらえ、まずはマイルストーンから設定すること。
そしてマイルストーンを軸にタスクを設定することが、田口氏流のプロジェクト進行です。
ざっくりと説明をしてしまったので、以下で特に重要なポイントを押さえにいきます。
ポイント1 マイルストーンとタスクを混同してはいけない
まずひとつ目はマイルストーンとタスクを混同しないことです。
マイルストーンは決めること、タスクを決めるために必要な行動のことでした。
この2つを分けて考えられていないと、タスクの目的が見えづらくなります。
はじめにマイルストーンを設定することで、何を決めるためのタスクなのかを見失わなくなります。
またマイルストーンを「決めること」と定義してタスクと区別することで、マイルストーン同士の順序がわかりやすくなることもメリットの一つだと私は考えています。
講座で行われたワークの中で、実際にマイルストーンとタスクを分けて考えてみた結果、「Aが決まらないとBが決まらない」といった順序関係があるタスクの整理がしやすくなると感じました。
ポイント2 タスクは誰が見ても誤解がないように記載する。
マイルストーンとタスクが整理できたら、それらをWBSに落とし込んでいきます。
WBSを作成する際のポイントは、 「誰が、何を、いつまでに」を誰が見ても誤解なく理解できること。
これが2つ目のポイントです。
当たり前だと思われるかもしれませんが、意外とできていないことも多いと思うので再度意識したいところです。
また、これはWBSだけではなく、普段のコミュニケーションでも意識できるポイントだと思います。
リモートワーク化によってテキストでのやり取りが増えていますので、日頃から注意するべきポイントだと感じました。
感想
今回の講座を通して、マイルストーンとタスクの設定方法を学びました。
講座を受講後、自分が担当する業務でもマイルストーンとタスクを考えて仕事に取り組んでいます。
実際に取り組んでみて、やはりタスクの抜け漏れは少なくなったように感じます。
後になって「あれやってないこれやってない」と慌てることがなくなりましたし、より計画的に業務を進めることができていると感じます。
日頃の小さな業務でも、マイルストーンとタスクを意識して業務を行うことが大事だと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事を書いた人
納富仁祥
メンバーズ20新卒。珈琲とマーケティングが好き。家でできる趣味を探し中。