2020.10.8
転換(2020新卒バトン Vol.78)
メンバーズクリエイターズブログでは、2020年新卒の学びのアウトプットとして寄稿企画を行っています。2020年4月に入社した社員による新しく学んだことを「バトン形式」で繋ぎ、執筆していきます。
今回は岩本(柊)が担当します。
学生時代
電気工学や基礎的なプログラミングについて学びました。主として使用していた言語はC言語です。
学んだ内容で特に印象に残っているのは、電磁波学と電磁気学です。
卒業研究では、C言語を用いたアンテナの自動設計を行っていました。
現在も後輩が研究を続けているので詳しいことは言えないのですが、多種条件のもとで一番性能(効率)のいいアンテナを設計してもらうプログラムを作るという内容です。
先輩方から代々引き継がれてきた内容なのですが、難解で、私も最初は理解することを諦めました。
ただ、一年近く続けてきたことによって、各所の処理やアンテナの性能向上のための施策も思いつくようになり、プログラムの改良をすることができました。結果として、学会にて三度発表することができたので、良い研究になったのではないかと今では感じています。
学びと気付き
入社してから今までの約半年で、開発者としてのプログラムとの向き合い方を学びました。
今まで作成してきたプログラムは、とにかく動くことに焦点を当てていました。
ただ、運用していくためのプログラムを書くためには、自分だけが理解できるものであってはならないということを5ヶ月間のウォームアップ(案件に入っていない社員が自己研鑽に努める場。以下、WU)を通して気づかされました。
WUのチームには、中途採用の方やすでに案件での経験を積まれた方々も参加されていたのですが、その方々からも効率的で、さらに見やすいコードにするためのコツを教えていただきました。変数名の付け方、URLの命名の仕方、データベースの構築方法、関数の使い方など…。今まで上辺しか理解していなかったんだと痛感させられました。
気付いたこととしては、人に伝えるためのプロセスの重要さです。
WUでの開発物は、追加機能やテストで使用するライブラリを自分達で決定しています。そのため、人に提案する機会が多くあります。
学会などでは人に説明すること(説明力)がメインとなっていたので、今まで人に提案するといった機会はほぼありませんでした。
しかし、提案するには、相手に理解してもらう説明をした上で相手を納得させなければなりません(提案力)。
実際に提案した際は、説明が冗長になってしまい、聞き直されたりと、提案力不足が露見しました。学生時代で経験した説明力の+αですが、このα分は非常に奥が深いなと気づかされました。
抱負
研修期間やWUで気づかされ、改善しなければならないと思っている部分についていち早く学び取りたいです。特に提案力に関しては、どういった業務でも必要な力だと思うので自分の得意分野にできるように努めたいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
次は、劉さん(vol.81)にバトンを渡します。よろしくお願いします。
この記事を書いた人
岩本柊平
20卒入社です。目立った趣味もないので、こういうところで紹介できるように趣味を見つけたいと思います。